以前はAmazonプライムとHuluも契約していました。いまはNetflixだけです。
減らした理由は単純で、そんなに契約していても、見きれなかったからです。作品が足りなかったわけではありません。時間のほうが先になくなりました。
1つに絞るとき、料金と作品数だけを見ても決まりません。実際に見るべきところを整理しました。金額は2026年9月6日に各社の公式サイトで確認しています。
結論:上限になるのは、料金ではなく時間です
動画配信の比較記事は、たいてい作品数と月額で並べています。ところが、契約を減らすかどうかを決めるときに要る数字は、そこにありません。
1か月に何時間、動画を見るか。ここが先に決まらないと、何本契約すべきかは決まりません。
たとえば週に3本、2時間の映画を見るとします。月に24時間です。1つのサービスでも、その程度は十分に埋まります。2つ目を足しても、見る時間は増えません。
作品数で選ぼうとすると、どのサービスも「数万本」と書いてあるので比べようがありません。数万本のうち、月に12本しか見ないのであれば、差は出ません。
ただし例外があります。見たい作品が特定のサービスにしかない場合です。これは後半でまとめて扱います。
主な動画配信サービスの月額
入門にあたるプランで並べます。上位プランがある場合もありますが、1つに絞る話をするなら、まず下のプランで済むかどうかを見るほうが順番として自然です。
| サービス | 月額(税込) | 同時視聴 | 備考 |
|---|---|---|---|
| Netflix 広告つきスタンダード | 890円 | 2台 | 広告あり/1080p |
| Netflix スタンダード | 1,590円 | 2台 | 広告なし |
| Amazonプライム | 600円(年5,900円) | — | 配送特典などが主。動画は特典のひとつ |
| Hulu | 1,026円 → 1,320円 | 4台※ | 2026年10月1日から改定 |
| Disney+ スタンダード | 1,250円(年12,500円) | 2台 | 上位にプレミアムあり |
| Lemino プレミアム | 1,540円 | — | 2026年2月に改定。アプリ経由は1,650円 |
| U-NEXT | 2,189円 | — | 毎月1,200ポイント付与/アカウント最大4 |
※ Huluは同時に別の作品なら4台まで、同じ作品は2台までです。
Amazonプライムだけ性格が違います。月600円は配送特典や写真保存なども含んだ会費で、動画はその中のひとつです。動画を見なくなっても、他の理由で続ける人が多い契約です。
いま、値上げが続いています
これは絞るかどうかを考えるうえで無視できません。この1年で立て続けに改定が入りました。
| サービス | 改定 | 時期 |
|---|---|---|
| Lemino プレミアム | 990円 → 1,540円 | 2026年2月1日 |
| Disney+ | 料金改定(既存会員は5月1日以降の請求から) | 2026年3月25日 |
| Hulu | 1,026円 → 1,320円 | 2026年10月1日 |
Huluは公式のお知らせのとおり、値上げと同時に毎月400ポイントが付く形に変わります。ポイントはレンタル作品や電子コミックの購入に使えますが、有効期限は付与日から90日です。見放題だけで使うなら、実質的には294円の値上がりになります。
3つ契約していると、値上げも3回受けます。1つずつは数百円でも、まとめて上がると金額の差は無視できなくなります。
絞るときに見る4つのこと
① 先月、何時間見たか
感覚ではなく数字で出します。視聴履歴を見れば分かります。先月に見た作品を数えて、1本2時間で計算するだけです。
そこで出た時間が、1つのサービスで埋められる範囲かどうかを見ます。埋まりきらないほど見ているなら2つ目に意味がありますが、そこまで見ている人は多くありません。
② 広告つきプランで済むかどうか
Netflixの場合、広告つきスタンダードは890円、広告なしのスタンダードは1,590円です。差は700円、年間で8,400円になります。
画質は同じ1080p、同時視聴も2台で同じです。違うのは広告が入るかどうかだけです。
広告を我慢できるかは人によります。ただ、試してから上のプランに変えることはいつでもできます。最初から高いほうを選ぶ理由は多くありません。
③ 動画以外が目的になっていないか
Amazonプライムがこれにあたります。配送が目的で入っていて、動画は使っていないという状態はよくあります。
この場合、動画配信としては数えずに買い物の費用として考えるほうが整理しやすくなります。動画を見ないからといって解約すると、送料のほうで損をする場合があります。
④ 解約したあと、戻れるかどうか
見たい作品が来たときに再契約すればいい、と考えられるかどうかです。
動画配信はいつでも解約でき、いつでも入り直せます。携帯回線や光回線のような違約金や工事はありません。「やめたら二度と見られない」という契約ではないので、判断は戻せます。
見たい作品が配信される月だけ入り直す、という使い方もできます。年間で見れば、そのほうが安く収まることがあります。
そこにしかない作品があるとき
ここまでの話には、はっきりした反論があります。見たい作品が、特定のサービスでしか配信されていないことがあるという点です。
動画配信には独占配信があります。「1つで済ませたいのに、そこにない」という状況は実際に起きます。時間の話だけで決められないのは、この場合です。
このとき、契約を増やす前に確かめられることが3つあります。
- 単品レンタルで済むか — 見放題の契約をしなくても、1本ずつ借りられるサービスがあります。数本なら、こちらのほうが安く収まります
- その月だけ契約して解約するか — 動画配信は違約金も工事もありません。シーズンをまとめて見て、翌月にやめることができます
- それが年に何回起きているか — 年に1〜2回なら1・2で収まります。毎月のように起きるなら、乗り換えるか2つ持つほうが結果的に安くなります
3つ目が判断の分かれ目です。「そこにしかない作品がある」と感じたとき、それが実際に何回起きたかを数えると、印象より少ないことがあります。
レンタルを前提にする選び方
見放題とレンタルを組み合わせる形もあります。U-NEXTがその例で、月額2,189円に対して毎月1,200ポイントが付きます。ポイントはレンタル作品やマンガの購入、映画館のクーポンに使えます。
公式サイトには見放題が「420,000本以上」とあり、ポイントの有効期限は付与から90日です。月額は高いほうですが、レンタル代が実質的に含まれている構造になっています。
見放題だけで比べると割高に見えて、レンタルを含めると見え方が変わるのはこのためです。月額の数字だけを並べると、この差は出てきません。
3つから1つにしてみて
いま契約しているのはNetflixの広告つきスタンダード、890円だけです。
以前はAmazonプライムとHuluも入っていました。増やしたときは「これも見られる」と思っていましたが、実際には見る時間が増えるわけではありませんでした。
減らして困ったかというと、そうでもありません。見るものがなくて困る、という状態にはなっていないのが実感です。
もっとも、これは見る量の問題です。毎日何時間も見る人なら答えは変わります。先月の視聴時間を数えるところから始めるのが確実です。
まとめ
- 決め手は作品数ではなく1か月に見られる時間
- Netflixは広告つき890円と広告なし1,590円で700円差。画質と同時視聴数は同じ
- Amazonプライムは動画以外が目的のことが多い。別枠で考える
- 値上げが続いている。Hulu は2026年10月1日から1,320円
- 動画配信は違約金も工事もない。解約しても戻れる
- そこにしかない作品があるときは、単品レンタルか1か月だけの契約で済むことが多い
- まずは先月の視聴履歴を数える
次に確かめること
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この記事の金額は2026年9月6日に各社の公式サイトで確認したものです。料金やプランの内容は変わります。申し込みの前に、必ず各社の公式サイトで最新の内容を確認してください。
