※この記事には広告(アフィリエイトリンク)を含みます。料金や条件は各社の公式情報で確認しており、広告の有無で紹介する内容を変えてはいません。
格安SIMを調べていくと、この2社が並んで出てきます。どちらもドコモ回線で、大手より安く、名前もよく見かけます。
ただ、安くなる場面が違います。使うデータ量によって、どちらが安いかが入れ替わります。
料金は2026年9月8日に両社の公式サイトで確認しました。すべて税込です。
結論:5GBを境に入れ替わります
| ひと月に使う量 | 日本通信SIM | IIJmio |
|---|---|---|
| 1GB | 290円 | 850円(2GB) |
| 3GB | 730円 | 950円(5GB) |
| 5GB | 1,170円 | 950円(5GB) |
| 10GB | 1,390円(20GBのプラン) | 1,400円 |
| 20GB | 1,390円(通話込み) | 2,000円(25GB) |
| 50GB | 2,178円(通話込み) | 3,900円(55GB) |
3GBまでと、20GB以上は日本通信SIM。5GB前後はIIJmio。おおまかにはこの分かれ方です。
ただし金額だけでは決まりません。申し込みの条件が違うので、そもそも契約できない場合があります。そこは後半に書きます。
日本通信SIMの料金
プランは4つです。データを使った分だけ払う形になっています。
| プラン | 月額 | データ | 通話 |
|---|---|---|---|
| 合理的シンプル290プラン | 290円 | 1GB | なし(30秒11円) |
| 合理的みんなのプラン | 1,390円 | 20GB | 5分かけ放題または70分無料通話 |
| 合理的50GBプラン | 2,178円 | 50GB | 5分かけ放題または70分無料通話 |
| ネットだけプラン | 1,200円 | 20GB | なし(1GB以下の月は119円) |
特徴は通話が基本料に入っていることです。みんなのプランと50GBプランは、5分かけ放題か70分の無料通話がはじめから付いています。
データを足すときは1GBあたり220円です。290プランなら最大100GBまで足せます。
通話をもっとする場合は、かけ放題オプションがあります。みんなのプランは1,600円、50GBプランは1,200円です。
IIJmioの料金
音声SIMは8段階です。
| データ量 | 月額 | データ量 | 月額 |
|---|---|---|---|
| 2GB | 850円 | 25GB | 2,000円 |
| 5GB | 950円 | 35GB | 2,400円 |
| 10GB | 1,400円 | 45GB | 3,300円 |
| 15GB | 1,600円 | 55GB | 3,900円 |
通話は基本料に入っていません。通話料は30秒11円で、定額にする場合は別料金です。
| 通話定額 | 月額 |
|---|---|
| 5分+ | 500円 |
| 10分+ | 700円 |
| かけ放題+ | 1,400円 |
つまり25GBで5分の定額を付けると、2,000円+500円で2,500円になります。日本通信の20GB・1,390円とは1,110円の差です。
金額に出ない4つの違い
ここからが判断の分かれ目です。
1. データの繰り越し
| 余ったデータ | |
|---|---|
| 日本通信SIM | 翌月に繰り越せません |
| IIJmio | 翌月に繰り越せます |
日本通信SIMは使った分だけ払う仕組みなので、余った分の請求もありません。繰り越しがないかわりに、払いすぎにもなりません。
IIJmioは決まった量を先に買う形です。使う月と使わない月の差が大きい場合は、繰り越しがあるほうが無駄になりません。
2. 選べる回線
日本通信はドコモ回線だけです。IIJmioはドコモ網とau網から選べます。
いま使っている場所でドコモの電波が弱いなら、この違いは大きくなります。
3. 制限がかかったときの速さ
| データを使い切ったあと | |
|---|---|
| 日本通信SIM | 数値の案内なし。公式には「短いテキストメッセージのやり取りができる程度」 |
| IIJmio | 最大300kbps。高速通信のON・OFFを自分で切り替えられます |
IIJmioは、あえて低速に切り替えてデータを節約する使い方ができます。日本通信は上限を自分で決める形なので、考え方が違います。
4. 端末とのセット販売
日本通信はスマホを売っていません。公式に「現在、スマホとSIMをセットで販売していません」と書かれています。
IIJmioは端末とセットで申し込めます。スマホも一緒に替えたい場合は、ここで差が出ます。
申し込みの条件が違います
ここがいちばん見落とされます。
日本通信SIMのお申し込みには、マイナンバーカードの読み取りができる端末が必要になります。
——日本通信SIM 公式サイト
日本通信はマイナンバーカードと暗証番号、それを読み取れるスマホが必要です。支払いも本人名義のクレジットカードです。
カードを持っていない、暗証番号が分からない、という場合は申し込みの前に手続きが要ります。市区町村の窓口で暗証番号を再設定できます。
IIJmioは運転免許証などの本人確認書類で申し込めます。この1点だけで決まる人もいます。
手持ちのスマホが使えるかの確認
日本通信は対応する電波の種類(バンド)を公開しています。
| 対応バンド | |
|---|---|
| 5G | n78・n79・n257(5Gオプションが有効な場合) |
| 4G LTE | 1・3・19・21・28・42 |
バンド1に対応していない端末は使えません。海外で買った端末や、古い機種を使う場合は先に確認してください。
2021年10月以降に発売された端末はSIMロックがかかっていません。iPhoneは13以降であれば、そのまま使えます。
どちらを選ぶかを決める3つの質問
- ひと月に何GB使っていますか。3GBまでと20GB以上なら日本通信、5GB前後ならIIJmioが安くなります(データ使用量を調べる方法)
- マイナンバーカードは手元にありますか。暗証番号まで分かる必要があります。ないなら日本通信は選べません
- 使う月と使わない月の差は大きいですか。大きいなら繰り越しのあるIIJmio、毎月ほぼ同じなら日本通信
通話が多い場合は、もう1つ足してください。5分の通話定額まで込みで比べると、日本通信の20GBプランは他社と比べても安い部類です。ただし5分を超える通話が多いなら、かけ放題の金額まで含めて計算し直してください(かけ放題の選び方と実際に払う金額)。
どちらにも共通していること
- 2年縛りも解約金もありません(両社とも公式に明記)
- 通話料は30秒11円で同じ。専用アプリも要りません
- 電話番号はそのまま移せます(乗り換え手順)
- 混雑する時間帯に速度が落ちることがある点も同じです(MVNOとサブブランドの違い)
どちらもMVNOです。お昼や夕方に遅くなるのが困る場合は、この2社の比較ではなく、サブブランドとの比較になります。
日本通信SIMは初期手数料を下げられます
初期手数料は3,300円です。ただし「スターターパック」を先に買っておくと、この3,300円がかかりません。
スターターパックとは、事前にオンラインショップや量販店で購入可能な申し込み用のパッケージ(申込コード)のことです。※SIMカードは同梱されておりません。申込コードを利用して日本通信アプリからお申込いただくと、初期手数料が発生しません。
——日本通信SIM 公式FAQ
| 初期手数料 | |
|---|---|
| そのまま申し込む | 3,300円 |
| スターターパックを使う | 0円(パック代のみ) |
SIMカードは入っていません。申込コードだけの商品です。届いたコードを、日本通信アプリの申し込み画面で入力します。
ドコモネットワーク用です。申込期限は商品によって違います。購入する前に、商品ページで期限を確かめてください。
パック代は販売店によって違います。3,300円より安いかどうかを確かめてから買ってください。高い場合は、そのまま申し込むほうが安く済みます。
買っただけでは安くなりません
公式が挙げている注意点は3つです。どれもお金が戻らないものなので、よく確認して下さいね
| 確認すること | 過ぎるとどうなるか |
|---|---|
| 申込コードの申込期限 | 期限を過ぎると使えません。返金もできません |
| 申し込み時にコードを入力する | 「事前にスターターパックを購入した」を選ばずに申し込むと、パック代は返金されません |
| 開通の期限 | 新規はSIM発送から20日目の20時、乗り換えは申込完了の2週間後の20時。過ぎると申込が無効になり、初期手数料もパック代も戻りません |
買ったあとに手続きを止めてしまうと、パック代がそのまま無駄になります。申し込む日を決めてから買うほうが確実です。
なお、IIJmio側にも初期費用のキャンペーンが出ていることがあります。どちらも申し込む直前に公式で確認してください。
申し込み先
条件を確かめたうえで、合うほうを選んでください。
▶ 日本通信SIMの公式サイト
1GB以下または20GB以上で、マイナンバーカードが手元にある場合。
どちらも申し込みの前に、いまの使用量と、手持ちの端末の対応バンドを確認しておくと確実です。
まとめ
- 3GBまでと20GB以上は日本通信SIM、5GB前後はIIJmioが安くなります
- 日本通信は通話(5分かけ放題または70分)が基本料に込み。IIJmioは別料金
- 繰り越しはIIJmioだけ。日本通信は使った分だけ払う仕組み
- 回線は日本通信がドコモのみ、IIJmioはドコモ網とau網
- 日本通信の申し込みにはマイナンバーカードが必要
- 日本通信は4G LTEバンド1に対応した端末が必要
料金表だけを並べると日本通信が安く見えますが、申し込めるかどうかが先です。そこを確かめてから金額を比べてください。

