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振込手数料の比べ方|無料回数と年間の支出を見る

振込手数料の比べ方 お金・支払い
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振込手数料は、振込先・操作方法・無料回数をそろえて比べます。銀行名だけで安いか高いかを決めると、実際に使う条件からずれてしまいます。

毎月の振り込みが無料回数の範囲に収まるなら、通常料金の差は支出に出ません。一方、無料回数を使い切る月は、その後の料金が年間の費用に加わります。

この記事では、個人の国内円振込を扱います。法人取引や海外送金の料金は比較に含めていません。

公式情報の確認日:2026年9月21日。優遇の適用状況は、利用中の銀行の画面でも確認してください。

最初に、何のための振り込みかを書き出す

家賃、家族への送金、自分の別口座への資金移動などを並べます。振込先が同じ銀行か別の銀行か、ひと月に何回あるかを添える形です。

確認項目記録する内容
振込先同じ銀行・他行、毎回同じ相手か
金額金額による料金区分をまたぐか
回数毎月あるものと、年に数回のもの
操作方法アプリ・ネット・ATM・窓口・自動送金
現在の負担振込手数料と、そのために使ったATMなどの料金
比較用の記録例。口座番号や暗証番号をメモする必要はありません。

銀行アプリの明細から、過去の手数料を拾うと実態が見えてきます。定期的な振り込みに加え、臨時の支払いがあった月も見るのが出発点です。

口座引き落としと、自分で行う振り込みは分けて数えます。名前が似ていても、同じ無料回数を使う取引とは限りません。

同じ銀行でも、操作方法で金額が変わる

三菱UFJ銀行の個人向け料金を例にすると、他行あてでも操作方法によって差があります。以下は優遇を適用する前の、1件あたりの税込料金です。

操作方法振込金額3万円未満振込金額3万円以上
三菱UFJダイレクト154円220円
当行ATM・当行キャッシュカード275円275円
窓口990円990円
出典:三菱UFJ銀行「振込手数料」(2026年9月21日確認)。ATM利用手数料は別途確認。

この表は一般の他行あての料金です。三菱UFJダイレクトでの三菱UFJ信託銀行・auじぶん銀行あては、当行あてとして扱われます。

ダイレクトの当行あて振込手数料は0円です。他行あても、対象口座の取引内容による優遇があります。振り込みにはワンタイムパスワードの利用登録が必要です。

今の銀行でネット振込に変更できるなら、新しい口座を作る前に比較できます。ATMの表を見るときは、現金かキャッシュカードかもそろえて読みます。

無料回数と、使い切った後の料金を並べる

無料回数だけが多くても、普段の振り込みに使えるとは限りません。対象の口座・振込先・操作方法と、条件を満たす時期まで調べます。

ドコモSMTBネット銀行(旧・住信SBIネット銀行)は、料金体系が異なる例です。個人向けの公式料金は次のとおりです。

振込先1件あたりの税込料金
同行あて0円
三井住友信託銀行あて0円
それ以外の金融機関あてスマプロランクに応じた無料回数あり。超過後は77円
出典:ドコモSMTBネット銀行「振込・振替の手数料」(2026年9月21日確認)。提携サービスは特典等が異なる場合があります。

銀行名が同じでも、提携サービスの口座では無料回数などが異なるため、口座の種類を確認します。ほかの支店の案内を、そのまま自分の条件に当てはめないことが大切です。

比較表には「現在使える無料回数」と「超過後の単価」を別々に記入します。将来満たす予定の条件は、いまの無料回数に含めない形です。

無料回数が減る月にも注意する

振込予約をした月と、実際に送金する月が違う場合があります。どちらの月の無料回数を使うかは、銀行ごとの数え方で確認が必要です。

ドコモSMTBネット銀行の通常振込・振込予約は、原則として操作が完了した時点で数えます。無料回数を翌月へ持ち越すことはできません。

同行による確認が必要な取引では、確認が終わり振込が実行された際に数える例外があります。月末の予約は、翌月の枠を使う可能性も含めて確認します。

定額自動振込にも数える時点の案内があります。自動送金を使う場合は、手動の振込と同じ料金・無料回数なのかも別に照合してください。

出典(2026年9月21日確認):ドコモSMTBネット銀行「無料回数のカウント方法」。

三菱UFJ銀行の定額自動送金は、振込手数料に取扱手数料を加える料金表です。ネット振込の単価だけで自動送金の費用を計算することはできません。

出典(2026年9月21日確認):三菱UFJ銀行「定額自動送金サービス」。

年間の支出は、月ごとに計算して足す

同じ単価の対象取引なら、無料回数を超えた件数に単価を掛けて月額を出せます。金額や振込先で単価が違う場合は、取引ごとに計算する方法です。

次は仕組みを比べるための仮の数字です。特定の銀行の料金や優遇条件を表すものではありません。

仮の条件ひと月の計算同じ利用が12か月続いた場合
月3回振込・無料枠なし・1件150円3回×150円=450円5,400円
月3回振込・月2回無料・超過1件100円1回×100円=100円1,200円
月3回振込・月3回無料0円0円
仮の数字による計算例。無料枠がすべて対象取引に使えると仮定。振込以外の費用は含めていません。

この例では最初の条件と2番目の条件の差は、年間4,200円です。ただし臨時の振り込みが多い月は、別に計算して足す必要があります。

年間の無料回数をまとめて引く計算は、未使用分を繰り越せない制度には使えません。振り込みが集中する月と、ほとんどない月を分けて見る理由です。

口座を変える前に、お金を移す費用も見る

振込先の口座に資金を入れるため、別の銀行から毎月お金を移すなら、その費用も加えます。振込手数料が0円でも、資金移動に料金がかかれば総額は変わります。

ATMで現金を引き出して入れ直す場合も、ATM利用料を含めて比べる扱いです。銀行が用意する入金サービスを使うなら、対象口座と入金日を確認します。

無料回数のためだけに、予定のなかった有料サービスを契約する必要はありません。いまの使い方で成立する条件から、実際に払う総額を出します。

振込の限度額や利用時間、必要な認証方法も確認項目です。支払期限に間に合うかという条件は、手数料とは別に残ります。

見直す順番は、今の口座から

  1. 現在の振込先・回数・支払った手数料を記録する
  2. 同じ銀行のネット・ATM・窓口の料金を比べる
  3. 適用中の無料回数と超過後の単価を確かめる
  4. 月ごとの費用と資金移動の料金を合計する
  5. 差額と手続きの負担を見て、口座を変えるか決める

振り込みが少ないなら、操作方法を変えるだけで支出が変わる場合もあります。口座を増やすかどうかは、その後の判断で構いません。

支払いの管理も整理するなら、支払いを1つに絞ったときの家計の見え方につながります。

家計全体で見直す順番は、固定費を見直す順番にまとめています。

▶ 銀行口座を分ける方法|生活費と取り分けるお金の管理
手数料は、口座を分けるときの判断材料になります。

▶ 給与振込を分けるには|勤務先の手続きと自動入金
振込を自分でするか、勤務先で分けるかで手数料が変わります。

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