スマホを買い替えても、今の端末の分割払いが終わっているとは限りません。新しい機種代を調べる前に、今ある契約の残額と支払いが終わる時期を控えます。
この記事は、購入済みのスマホの支払いを整理するための確認手順です。契約先によって画面や条件が異なるため、具体的な手順は会社ごとの例として示します。公式情報の確認日は2026年10月5日です。
残額は、今の通信会社ではなく購入時の契約から探す
回線を乗り換えたことがある場合は、端末をどこで買ったかを先に確認します。購入時のメールや契約書から、機種名、購入先、分割払いの契約先を探す流れです。
クレジットカードの支払いを後から分割にした場合は、そのカードの契約内容も調べます。通信会社の機種代と、カード会社への支払いを同じ欄に混ぜないようにします。
| 確認するもの | 書き出す内容 |
|---|---|
| 購入した端末 | 機種名、購入時期、契約先 |
| 現在の支払い | 月ごとの機種代、残額、残りの回数 |
| 最後の支払い | 終了予定、最終回の金額 |
| 返却制度 | 加入した制度名、返さない場合の支払い |
| 請求先 | 支払方法、引き落とし口座やカード |
請求書の合計には、通信料や補償などが含まれている場合があります。残額を計算するときは、合計額ではなく機種代の内訳を使うことが大切です。
auの例:分割契約の詳細画面で残額と回数を見る
auは、My auのWeb画面で分割支払契約の内容を確認する手順を公開しています。次の流れはauの例であり、他社の画面名を示すものではありません。
- My au(Web)へ、契約に使ったau IDでログインする
- 「機種情報」から「分割契約の確認および一括清算」を開く
- 複数の電話番号や契約がある場合は、確認したい契約を選ぶ
- 分割契約の詳細画面で「支払回数」と「支払残額」を見る
出典:au「分割払いで購入した機種の残りの代金や支払回数を確認したい」。残額を調べるだけなら、一括清算の申込みまで進める必要はありません。
表示された回数が総回数なのか、残りの回数なのかも、項目名とあわせて読みます。複数の端末を分割購入している場合は、契約を切り替えてそれぞれの金額を控えます。
支払いが終わる月を判断できない場合は、契約先に確認します。購入月だけから逆算するより、契約明細の支払予定と請求の案内を照合するほうが確実です。
月額に残り回数を掛けるだけでは分からない契約もある
毎回同額の通常の分割なら、月額と残り回数から残額を計算できます。ただし、最終回に大きな金額を設定する契約では、その計算だけで全額を把握できません。
ドコモの「いつでもカエドキプログラム」は、最終回に残価を設定する分割払いを使います。条件を満たして返す場合と、返さず支払いを続ける場合では、以後の扱いが変わります。
出典:ドコモ「いつでもカエドキプログラム提供条件書」。残価は、最終回に設定された機種代の一部を指します。
返却制度へ加入していても、表示された残額を自動的にゼロとして計算しないことが大切です。返却する予定、利用条件、追加費用を確かめるまでは、支払いが残る場合も並べて考えます。
新しく買う端末の支払方法については、スマホの買い方の違い|一括・分割・返却条件を比べるで整理しています。ここでは、すでに契約した支払いと分けて書き出します。
新旧の機種代が重なる期間を、仮の数字で計算する
以下は、どちらも通常の分割払いで、返却制度を使わないという仮の数字です。実在する端末や通信プランの料金ではなく、月ごとの支出を整理する計算例になります。
今の端末は月2,000円があと6回、新しい端末は月3,000円を24回払うと仮定します。通信料は月2,000円で変わらず、分割手数料と補償などは0円という前提です。
| 期間 | 今の機種代 | 新しい機種代 | 通信料 | 月の合計 |
|---|---|---|---|---|
| 新しい機種代の支払い開始から6か月 | 2,000円 | 3,000円 | 2,000円 | 7,000円 |
| その後の18か月 | 0円 | 3,000円 | 2,000円 | 5,000円 |
今の機種代の残額は、2,000円×6回で12,000円です。この例の24か月分の合計は、7,000円×6か月+5,000円×18か月で132,000円になります。
残額12,000円を先にまとめて払うと仮定すると、月の合計は最初から5,000円です。ただし、12,000円+5,000円×24か月も132,000円で、総額は変わりません。
この例で変わるのは支払う時期です。手数料や契約特典の変化がある実際の契約では、同じ結果になると決めず、精算後の条件で計算し直します。
実際には、新しい機種代の請求開始月も確認する項目です。古い機種代の最終請求と新しい機種代の初回請求を、同じ月の表へ記入すると重なりが見えます。
一括精算の前に、取り消しと返却制度への影響を読む
auはMy auのWeb画面で一括清算を受け付けていますが、申込後のキャンセルはできないと明記しています。複数の契約があるときは、清算したい契約を選んだかの確認も必要です。
出典:au「スマートフォン/携帯電話の分割支払残額を一括清算する方法」。残額の照会と支払いの申込みは、別の操作として扱います。
ドコモの上記プログラムでは、残額を一括支払いなどで精算すると、同プログラムを利用できなくなります。返却を予定しているなら、精算する前に加入中の条件書を読む順番です。
出典:いつでもカエドキプログラム提供条件書「その他注意事項」。この条件を他社の返却制度にも当てはめず、制度名と加入時の契約を照合します。
一括精算を選ぶ場合は、請求される金額、支払日、支払方法まで確認してから申し込みます。月々の請求を減らすためにまとめて払っても、その月にはまとまった支出が発生します。
回線を解約しても、機種代の請求は別に続く
auのFAQでは、一括清算の申出がなければ、回線解約後も契約時と同じ方法で残額を請求するとしています。回線を使わなくなった月と、機種代を払い終える月は同じとは限りません。
出典:au「解約後の端末の分割支払残額の支払いはどうなりますか」。解約後に届く請求は、内訳を見て機種代かどうかを確かめます。
回線を変える場合は、新しい通信料だけで家計の月額を判断しないことです。旧契約に残る機種代と補償なども、終了や解約の条件を個別に調べます。
通信料の見直しを同時に進める場合は、スマホのデータ使用量を調べる方法も参照できます。必要な通信容量と、端末代の支払期間は別々の判断材料です。
次の端末を決める前に、今ある支払いを一枚にまとめる
確認するのは、残額、支払いが終わる時期、最終回の金額、返却制度の条件です。そこへ次の機種代を加え、請求が重なる月の合計を出します。
今の端末を使い続ける選択も含め、支出の予定を比べられます。残額の確認だけで止めておき、一括精算や返却は条件を読んでから判断する流れです。
▶ 残額を確かめたうえで修理と比べるなら、スマホを修理するか買い替えるか|見積もりと保証の確認 も参考になります。
▶ 残額を払い終えた後の買い替え先として、中古スマホを買う前に|状態・保証・返品条件 も参考になります。

