新しい光回線を申し込む前に、今の契約を解約してよいか迷うことがあります。乗り換えは、今の設備を引き継ぐか、別の回線を開通させるかで手順が変わります。
まず契約内容を確認し、乗り換え先に手続きの種類を確かめます。解約の連絡は、その後です。使えない期間と支払いの重なりを分けて考えると、予定を組みやすくなります。
最初に、契約名と乗り換え方法を確認する
請求書や会員ページで、回線サービス名、契約者名、設置住所を確認します。プロバイダを別に契約している場合は、その会社名も控えます。プロバイダは、インターネットへ接続するサービスの提供元です。
| 手続き | 主な乗り換えの形 | 申し込み前に聞くこと |
|---|---|---|
| 転用 | フレッツ光から光コラボへ | 転用承諾番号の取得方法、現在のプロバイダの扱い |
| 事業者変更 | 光コラボから別の光コラボへ | 承諾番号、切替日、引き継ぐサービス |
| 光回線再利用 | 対象事業者間で既存設備を再利用 | 住所・回線・設備が対象か、必要な工事 |
| 別回線の新規契約 | 新しい回線を開通させて旧回線を終了 | 工事日、旧回線の解約日、撤去の要否 |
光コラボは、NTT東日本・西日本の光回線を使い、各事業者が提供するサービスです。表には代表的な手続きを載せています。実際の組み合わせは、変更先で確認します。
NTT東日本は、転用や事業者変更の手続きを案内しています。速度タイプの変更などを伴う場合は、工事や機器交換の有無も確認する事項です。
出典:NTT東日本「転用のお申し込みにあたりご同意いただきたい事項」(2026年9月15日確認)。
光回線再利用も、すべての独自回線や集合住宅で使える仕組みではありません。NTT東日本は、対象となる事業者の回線設備を再利用する手続きとして案内しています。
出典:NTT東日本「光回線再利用のお手続き」。確認日:2026年9月15日。
費用は、解約金以外も書き出す
| 時点 | 確認する費用 |
|---|---|
| 今の契約を終えるとき | 契約解除料、工事費の未払い分、撤去費、機器未返却時の負担 |
| 新しい契約を始めるとき | 契約事務手数料、工事費、追加工事、機器代 |
| 切替月 | 旧契約の最終月額、新契約の初月料金、オプション料金 |
| 切替後 | 通常の月額、必要な機器レンタル料、終了するセット割 |
ドコモ光・ahamo光では、工事料の分割払いが残っていると、解約の翌月に残額が一括請求されます。これは同社の条件で、他社の請求時期まで同じとは判断できません。
出典:NTTドコモ「ドコモ光/ahamo光の解約」。2026年9月15日に確認しています。
契約解除料が発生しない時期でも、工事費の残額は別に確認が必要です。今解約する場合と、予定している切替日に終了する場合の金額を、現在の契約先へ聞きます。
見積もりは、使う予定の期間をそろえて比べます。月額料金だけでなく、開始時と終了時の費用も加えた金額を残す形です。
設備を引き継ぐ手続きは、先に単独解約しない
転用・事業者変更などを使うなら、現在の回線を先に解約せず、変更先の案内に沿って進めます。必要な承諾番号は取得日だけでなく、申込先が受け付ける期限も確かめます。
例えばドコモ光からの事業者変更では、変更先の工事完了をもってドコモ光が解約となります。通常の解約とは別の手続きとして案内されているため、先に解約を申し込まない順番です。
出典:NTTドコモ「他社光サービスへのきりかえ(事業者変更)」。情報の確認日は2026年9月15日です。
回線の切替と同時に、関連契約がすべて終了するとは限りません。別契約のプロバイダ、メール、セキュリティなどは、それぞれの解約や継続の手続きを確認します。
別回線を開通させる場合は、利用開始を確かめてから終了する
旧回線と別に新しい回線を引く場合は、開通して接続を確かめてから旧回線を終了する予定を組みます。ただし、設備再利用など切替日を連動させる手続きには、この順番をそのまま当てはめません。
申込日と開通日は別です。工事日が確定する前に旧回線の終了日を固定すると、工事延期で通信できない期間が生じます。
重なった期間には、両方の料金がかかる可能性があります。旧回線の最終月が日割りか、新回線の課金がいつ始まるかを分けて聞くことが必要です。
例えば、旧契約の最終月額を5,000円、新契約の初月請求を3,000円と仮定します。合計8,000円は、重なりを考えるための仮の数字です。実際の料金や日割り条件を示すものではありません。
工事の可否がまだ分からない場合は、住まいの種類と光回線の工事から確認できます。新しい機器を置く場所と電源も、工事前に決めておきます。
電話番号・メール・レンタル機器は別に確認する
固定電話の番号を残す場合は、番号を引き継ぐ手続きができるかを新しい契約先へ確認します。先に電話を解約せず、申し込み時に番号の継続希望を伝えます。
ドコモ光からの光回線再利用では、電話番号を継続する場合、同時に番号ポータビリティを申し込みます。番号ポータビリティは、電話会社を変えても番号を引き継ぐための手続きです。
出典:NTTドコモ「他社光サービスへのきりかえ(光回線再利用)」。確認:2026年9月15日。
プロバイダのメールをログインや連絡先に使っている場合は、継続条件を調べます。使えなくなるなら、通販や各種会員サービスの登録メールを切替前に変更する作業が必要です。
ONUやルーターは、継続使用するものと返却するものを契約先の案内で分けます。ONUは光の信号を変換する機器です。見た目だけで判断して、新回線でも使う機器を先に返さないようにします。
最後に、接続と最終請求を確認する
- 新しい回線でインターネットと必要な電話が使えるか確認する
- 旧契約と関連サービスの終了日を照合する
- 指定された機器を期限内に返し、発送控えを保管する
- 最終請求に工事費の残額や継続オプションがないか確認する
工事を伴わない接続方法も検討するなら、ホームルーターと光回線の違いで契約条件を比べられます。乗り換え方法、切替日、最後の支払いまで決めてから、手続きを進める形です。

